ロビン

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のロビンのレビュー・感想・評価

3.7
ウェスアンダーソン監督の世界観はそのままに、素敵な雑誌の映像版を観ているかのような作品。
こんなに豪華な俳優陣を一本の作品で観られる作品はそうそうないと思われるので、それだけで観る価値は十分にあるかと。
しかしながら、目で拾う情報量が多過ぎて初見では展開に置いていかれてしまう感じで、1回観ただけではとても消化しきれない情報量と怒涛のカット!

ストーリー#1〈確固たる名作〉  
Sぽい看守レア・セドゥと、どこか可愛らしい囚人画家ベニチオ・デル・トロのストーリー。
ストーリー#2〈宣誓書の改訂〉
フランシス・マクドーマンド演じる記者と、学生運動のリーダー、ティモシー・シャラメのストーリー。
ストーリー#3〈警察署長の食事室〉
ジェフリー・ライト演じる記者と、美食家の警察署長マチュー・アマルリックのストーリー。

色彩、構図、デザイン、表情、演出、音楽、セリフ、全てがスタイリッシュ!
個人的にはストーリー#1〈確固たる名作〉が1番好み。
とにかくモノクロの刑務官レアセドゥのヌード姿が美し過ぎる!

劇中でアニメーション描写に移り変わるシーンがあるけれど、これだけ違和感の無さを感じさせず自然に入り込めさせるのは天才的な表現者だなとつくづく思ってしまう。

あと3回は観ないと頭が処理しきれないので、配信されたらじっくり映像止めながら堪能したい。
たぶんスコアアップすると思う〜笑
ロビン

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