ヒロシ(以下ヒ):『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督の最新作。今回も「何だかよくわからないけどオシャレ』的な世界観でぶっ飛んでます
課長(以下課):フランスの架空の街「アンニュイ・シュール・ブラゼ」に本部を置く、アメリカの新聞「ザ・リバティ・カンザス・イブニング・サン」の別冊雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の最終号に収められた3つの記事と1つのレポートをオムニバス形式で描いた作品だ
ヒ:オーウェン・ウィルソンさんのレポート「街のスナップ」、そして記事はベニチオ・デル・トロさんとエイドリアン・ブロディさんとティルダ・スウィントンさんの「確固たる名作」ティモシー・シャラメさんとフランシス・マクドーマンドさんの「宣言書の改訂」ジェフリー・ライトさんとエドワード・ノートンさんとウィレム・デフォーさんの「警察署長の食事室」の3つです
課:豪華キャストすぎてクラクラしそうだが、物語は「何を観せられてるのかわからない」、まさにアンニュイ(退屈)でシュール(奇妙)でブラッセ(疲れ果てる)内容だ。、、とは言え面白くないわけじゃないんだがな
ヒ:これだけの名優さんが揃ったら絵力は相当な感じですし、ところどころモノクロになる独特の色彩感覚と、知的な会話、そしてシニカルかつコミカルな世界観で最後まで魅せますよね
課:まさに「考えるな、感じろ」的なアプローチだが、得てして雑誌ってものは、もともとこんなものなのかなとも思うよな。特にストーリーは無いんだが、何となくオシャレで、知的好奇心を満たすために存在するみたいな、、
ヒ:そうですねー、映画自体は雑誌「ニューヨーカー」をめちゃめちゃリスペクトして作られたそうですが、そういう意味では本作は映画と言うよりは、豪華でお金かけた「雑誌」を動画で作っちゃいましたー!みたいな感じですかね。とりあえず、見終わった後は何となく自分もスマートな知識人になった気持ちになる作品です。ウェス・アンダーソン監督の送るオールド・ファッションな世界観にどっぷり浸ってみてください!
ストーリー 2
キャラクター4
世界観 5
演出・演技 5
音楽 5
フランス、お届けします!度99