テンポ、カット割、BGM、そして全編通してのスリリングな展開、初めからグイグイ魅せてくれて話に惹き込まれました。
視覚を失われたからこそ、他の感覚が研ぎ澄まされたなつめの能力が発揮されるシーンなんかも良かったです。
『救様』という都市伝説から遺体の発見、繋がる共通点、見えて来た犯人像…という途中でさらに展開して行く
早く先が知りたくてつい、首を伸ばしそうになったりもしました。
その分、後半ちょっと粗が目についてしまいました。
特に真犯人出てきてからはちょっと「あれ?」と思うようなことが多くて。
ドキュメンタリーではないので、リアリティは求めるのはおかしいのは重々承知ですが、
ちょっといくつかひっかかることがあって、
気持ちの一部が作品にのめり込ませてくれなかった、ちょっと『ノレなかった』というのはあります。
でも最後までドキドキしながら、スリルを感じながら見ることはできました。
序盤がちゃんと伏線となって終盤に繋がるところも良かったです。
カメラワークの良さが緊張感とスリルをずっと生み出していました。
見るならシアターの方がより緊迫感を得られると思います。