ヒロ吉

チョ・ピロ 怒りの逆襲のヒロ吉のレビュー・感想・評価

チョ・ピロ 怒りの逆襲(2018年製作の映画)
3.7
Netflixにて字幕鑑賞。

あらすじは監察から狙われている汚職刑事のチョ・ピロは途端ある理由で大金が必要となる。
チンピラ、泥棒と協力して押収倉庫を狙うが突如爆発。
泥棒は死亡、チョ・ピロは現場で気絶し病院へ。
事故と思われたが、それには大企業が絡んでいた。
図らずもチョ・ピロと泥棒の彼女チャン・ミナは事件に巻き込まれる…というもの。

Netflix映画やのに近々配信終了してしまう…という事で…

”それでも大人かよ“

『アジョシ』『泣く男』イ・ジョンボム監督作品。
アクションを期待すると肩透かしを喰らうけど、その分韓国お家芸パワハラ的暴力動作、言葉選びのアイデアがめちゃくちゃ良い。

キャストもどこかで観た方ばかり♪

イ・ソンギュン演じる汚職刑事は刑事という立場を利用して威張ってるだけでヘボっちいし、JKにも暴力振るったりとどうしようもないクズ刑事やけど、手当した代わりにミナの体を要求するカス医者をボコボコにしたり、何かと言い合いながら、敵にはボッコボコにされようが、殺されかけようが、意地を通して助けようとする姿はめちゃくちゃカッコ悪いのにカッコ良い!

ミナも絶賛反抗期で面倒臭いキャラではあるけど、根はとても良い子♪
浮気を疑った彼氏にはビン持って頭ぱっかーん!するし🤣
チョ・ピロ刑事から着替えろと言われても、ジャージを脱がなかった理由が切ない。

クォン室長、証拠隠滅の為に奔走する会社の駒で所詮は雇われ人だけど、必殺仕事人感があって良い。

物語が乗り出すまではやや遅いし、2時間超えも長いと思ったけど、その分人間ドラマは丁寧。
この描き方は監督の前作、前々作と通ずるモノを感じた。

クライマックス、一発逆転を賭けた勝負に出るチョ・ピロがカッコ良かった!
テンション上がったところでクォン室長に阻止されるけど🤣笑
それでも粘り強く戦う姿勢はめちゃくちゃ良かった。

ラストの”楽しくやれよ“の台詞と笑顔はグッときた…

R.I.Pイ・ソンギュン…
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