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はちどりのd3のレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
3.8
時代が変わろうとするとき、社会のあらゆる場面でひずみが生まれる。ひずみの多くは成長痛のようなもので、時代が変わってしまえば“新しい価値観”という名のもとに過去の遺物として扱われる。
しかし、なかには簡単に消えることのない根深いしこりも存在する。
大人であれば、前の時代と比較して、今後変わっていくことを期待しつつしのぐこともできるかもしれない。ただ、子供にとっては、目の前にある“変わりつつあるけど変わらない今”がすべてである。絶望する若者に対して、社会は変わっていくんだと導いてやるのは年長者の役割だろう。
我々も、“社会は変えていくことができる”と、そろそろ思い出さなくてはならない。
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