天豆てんまめ

ブラック・ウィドウの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
4.5
密度濃過ぎのThat's エンターテイメント❗️

やっぱりMCUは別格だった😭

IMAXで鑑賞して良かった。迫力が半端ない!期待を超えた怒涛のアクションに痺れた!

ブラックウィドウの知的なスパイアクションの切れ味だけでなく、各新キャラクターの肉弾戦に燃え、ブダペスト市街地のスリリングなバイク&カーアクションに、大掛かりな飛行アクションに、スカイダイブしつつ激しい空中戦まで単体作品でここまで密度の濃いアクションサスペンスになっているとはやっぱりMCUは期待を裏切らない!

マーベル・シネマティック・ユニバースの歴史が新たに始まる感覚を感じた。※上映前に流れた今後のMCU怒涛のラインナップにも興奮!

スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが単独で主役を務めた作品の意味は「エンドゲーム」があるからこそ、深みが帯びている。

彼女はなぜあの決意をしたのか。その根源にあるものを感じられた気がした。

物語の時代設定は「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」の間で、伏線が絶妙に効いているのでその辺りを復習してから見るのも良いかもしれない。

ブラック・ウィドウがアベンジャーズから離れていた時期に起こった出来事を描いているものの、アベンジャーズと彼女の心の絆が折々に描かれて、MCUの現在過去未来に繋がっていく。

そして、今回ブラック・ウィドウの前に突如現れた、“妹”エレーナの存在が効いていて、2人の対峙と姉妹バディアクションにワクワクする😂 妹のエレーナ役のフローレンス・ピューはやっぱり最高の面構えと演技で見事!彼女はナターシャの決めポーズを真似したり笑える場面もあるのでお楽しみに✨

姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織「レッドルーム」に挑む。この組織がとにかく胸糞悪い程に非道なのだが、洗脳や虐待からの女性たちの解放というテーマもはらむ女性映画にもなっている。

唯一の味方はかつて組織が作り出した“偽りの家族”。予告編でも垣間見えたこのパパ、ママ役とのやり取りが笑いと温かみがあって家族愛を知らぬナターシャが家族とは何かを感じていく味わい深いドラマにもなっている。

ママ役はミステリアスなレイチェル・ワイズで魅力的。デヴィッド・ハーバーが演じたパパのロシア発超人兵士レッドガーディアンはキャプテンアメリカ意識し過ぎの中年太りヒーローで娘たちにウザ絡みするキャラが面白い🤣

エレーナ役は「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、「ミッドサマー」で若手筆頭になったフローレンス・ピュー。継承者としてこれほど適任はいない。素晴らしかった!

そして、ブラック・ウィドウを10年以上演じたスカーレット・ヨハンソンお疲れ様でした。彼女の秘めた感情が溢れる演技に改めてグッときて改めて素晴らしい女優だと思った。

正直、この一年半忘れていた圧倒的な興奮を思い出した。

単体映画としての完成度の高さ❗️
MCUの中での流れのワクワク感❗️
エンドクレジットまで見逃し厳禁❗️

やはりMCUを超えるのはMCUしかいない‼️

ブラック・ウィドウ フォーエバー‼️