滝井椎野

ブラック・ウィドウの滝井椎野のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

007やM:I等彷彿とさせる極上のスパイムービーで、割りとスパイものとしてのお約束を踏襲してる辺り、作り手がこの作品をどう見せたいのか感じることが出来て良かった。
ブラック・ウィドウというと、正直なところ他のアイアンマンやスパイダーマンのように華やかなイメージはなく、縁の下の力持ち感が否めなかったように思う。けれど、本作ではバリバリにヒーローとしての魅力を発揮して活躍しており、やはり彼女もアベンジャーズの一員として無くてはならない存在だったのだと再認識した。
その他にも本作で登場したキャラクターたちも魅力的で、個人的にはレッドガーディアンとタスクマスターの2人がお気に入り。方向性は全く違うが、それぞれのアクションは見ていて楽しかった。
残念ながら、ブラック・ウィドウはエンドゲームにてその役目を終えたが、間違いなくその精神を次の世代へと引き継いでくれている。彼女に代わり、ファミリーの皆が今後どう活躍していくのか今から楽しみ。

かなり久しぶりのMCU劇場体験だったが、やはり良いものだった。
何かといざこざがあるようだが、この後もビッグタイトルが控えてる。TOHO等の大きな映画館でも普通に上映出来るようになれば良いのだが……。
滝井椎野

滝井椎野