満点以外つけようがない。
こんなに愛してしまう映画はなかなかない。
人生の中で重要な作品になることを確信してる。
この映画には2曲しか使われてなくて、だからこそ彼女たちが過ごした時間の中でのあらゆる音が今でも思い出せる。
海の音とか、呼吸の音とか。
そして女たちの連帯を示すような歌と、「夏」。
オーケストラの演奏。同じ空間。
永遠を紡ぐ方法は、本物の愛の数だけあるのかもしれないな、なんて落ち着いてからじっくり1人で考えていた。
世界の中心があの3人みたいだった。
男がほとんど出てこないのは、男社会の中で女が消されていることを表現しているのが見事。
実際、女性画家は長い間"消されて"いた。
特定の画家を描かなかったのは、その時代を生きた全ての女性に思いを巡らせるものにしたかったからというシアマ監督。
かっこよすぎる。凄すぎて語彙力がしぬ。
大切に語り継ぎたい映画。
初めてキスしたいと思ったのは、いつだったのかな。
「悔やまないで、思い出して。」
「振り返って。」