ミミズ式SGキネマ倶楽部

バクラウ 地図から消された村のミミズ式SGキネマ倶楽部のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ブラジル製作の映画で、本編は8割方ポルトガル語になる本作。まずは前情報なしで是非ご鑑賞いただければと思います。

そのうえで読んでいただきたいのですが本作を一言で表すと、「舐めていた村人たちが実は戦闘狂だった」です。

最初はUFO?怪現象?何かSFものかなというミスリードがありましたが、物語が進むにつれてそういう話ではないこと。そして、作中村民たちが言葉にしたセリフが重要な意味を持つようになるという盛り上げ方のうまさ。そして畳みかける様な終盤の展開に、呆気に取られているうちに物語は終わります。序盤のゆったりとした展開と裏腹に徐々にテンポアップしていく展開は楽しいですね。

総じて、ポスターからでは予想もつかない展開が楽しめる一作になっています。なるべく前情報なしで鑑賞いただくのが良いと思います。観るものに迷った際に是非。