きょん

家族を想うときのきょんのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.3
試写会で観てきました。

大好きなケン・ローチ監督、引退後2作目( ̄ー ̄)
今回は家族のお話。

本当にタイムリーだと思える作品を紡ぎ出してくれる。

お互いに想い合っているのに大切だからこそ仕事を頑張るお父さん、お母さん。人ごとではないとは言え、そのきつすぎる現実にとてもつらくなった(ノ△・。)ギリギリのところで働いているのに(1日14時間Σ(゚口゚;))そんな中で息子は問題を起こす。だから問題を起こすとも言えるけれど。そもそも両親揃って死ぬほど働いているのに、普通の生活がままならず、大切な子供たちと向き合う時間も取れず、みんながつらい。お父さんもお母さんも働き過ぎで疲れすぎ。それでも生活は楽にならず。本当に身に迫る。身につまされるけれど、ここまでひどいのかということに愕然とする。

介護士として働いているお母さんが訪問先で世話をしながら癒されているところがとても印象的。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」はまだ、キツイに中に爽快感もあったが、こちらはつらすぎてラストのお父さんは完全に仕事に囚われていてその先を想像したくない終わり方でした。

邦題はちょっと疑問ですが...「SORRY WE MISSED YOU」、「会えなくてごめんね」とても意味深で気になります。

そのあとのトーク・ライブは毒舌で楽しかったです。
きょん

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