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家族を想うときのkamakurahのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.0
ケン・ローチ、恐るべし。巻頭からエンドロールまで、ずっと観る側の実人生に向き合わされ、誰もが抱えているだろう内憂外患をあぶり出される。前作「わたしは、ダニエル・ブレイク」以上に、過酷で辛い100分。原題が、不在配達票の定型句と知らされてからは主題をめぐっての思いが深いところへと突き進んでラスト前のシーンでは号泣するしかなかった。
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