あれっ …と
突然に生まれた違和感が
恋愛感情だと気づいてしまった時、
自分が自分でいられなくなる。
2人の周りにはあらゆる問題がうようよしていて一向に答えは見つからない。
ひたすらに2人の葛藤が描かれる作品。
微妙にできる距離感、なんともいえない空気感、演技とは思えないほど。
無意識に相手を目で追って
街で見かけた人が彼に見えたりする感じ
もう完全に染まっている。恋。
そりゃあ仲間とは同じテンションで居られるはずもない。
視野が狭くて不安定で、仲間の輪をおもいきり乱す感じとかもまたリアルだ。
恋人とも仲間ともうまくいかず、パーティから追い出されれてひとり風に吹かれるシーンなんかは
自分まで冷たい風に吹かれたような感覚に陥ってしまったくらい
寂しい悲しい虚しい映像表現がよかった。
私の中のいつかの寒い秋の記憶が蘇ってきてしまった。温度感まで伝わってきたの凄いなぁ。
親子関係はなんだかいつものドラン監督の感じだなぁ。と観ていた。。、
リアルすぎてしんどくて、くるしい。
例のシーンがものすごく綺麗でよかったが
全体的にちょっとだるんとしていた。