美しいジャケットからは予想していなかった重めの内容にびっくり。
序盤あまりに順風満帆なのでいやな予感しかしない。絵にかいたように堕ちていく様があまりに苦しく、描かれる苦悩がリアルで、息が詰まりそうでした。結末はえっ、まじ?と思ったけど…。もうすこしその先までみたかったなぁ。
後半の妹の視点では、観ていてすこしだけ救われるような内容で、家族側の気持ちも感じることができて、胸にグッとくるものがありました。
音楽について推されてるようですが個人的にはあまりハマらず。
割とメッセージ性が強い音楽が何度も何度もかかるので映画を遮られている感じがしました。
俳優さんたちの表情や演技、映像美、繰り返されるような不思議な演出は良かったです。
心に鉛のようなものは残りますが、ちょっとだけ希望を感じられた。