誕生日だけを遡るというのは斬新でなるほどなぁと思った。
大切な1日だからこそ、誰といたのか？何をしてたのか？どんな顔でいたのか？どんな部屋で過ごしているか？見るポイントがたくさんあり面白かったし、彼や彼の周りがどう変化していったのかを想像することができた。
変わっていくことは悲しい。
最後が分かっているからか過去の日常がとても愛おしくも感じる。
どんなに時間が経とうと変わらないものや人がいたことに少しほっとする自分がいた。
他愛ない会話や日常、そして水族館や夜空、路上でのダンス、花火など、クリープハイプの曲がぴったりな印象に残るシーンがたくさんでエンドロールもとても良かった。
ちょっと思い出しただけ。
なにか進展するわけでもない。
今が不幸せなわけでもないのにふと思い出してしまう2人はかなりリアル。
結果的にハッピーエンドでもないのに
前向きな印象が残ったのはなぜだろう。
