明石です

小さな兵隊の明石ですのレビュー・感想・評価

小さな兵隊(1960年製作の映画)
4.1
出会えば5分で恋に落ちると噂の魅惑のデンマーク人スパイと、5分で彼女と恋に落ちてしまった報道カメラマンの話。アルジェリア紛争が背景にあるようで、何やら現代フランスの歴史に疎い私には預かり知らぬスパイ劇が全編通して進行。ともあれ、本作がゴダール映画初主演となったアンナ・カリーナ目当てで見た。「映画俳優のような唇」と作中で称されるように、その出立ちは若手俳優とは思えない凛々しさで驚く。この俳優さんにはいつも驚かされてる気がするけど。しかし後半の淡々とした拷問シーンがある意味ショッキングで、2度は見れないだろうなという気がする笑。

——好きな台詞
「昨日は遠くで君を思った。今日は隣で他のことを考える」

「ドイツとの戦争ではフランスには理想があった。アルジェリアとの戦争は違う。フランスは負けるわ」
明石です

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