もはやリュック・ベッソンってエロゲのシナリオライターだと思ってる。←
この手の題材と素材を与えれば、期待を1ミリたりとも裏切らない調理法でギットギトでコッテコテに仕上げてくれる。
老舗の町中華みたいな安定感と安心感、創業以来変わらない味を常に提供してくれる感覚が大好きだ。
主演のサッシャ・ルスのビジュアルがひたすらに美しい上に、1対多数でバッタバッタと殺りまくる乱戦状態のガンアクションは何度見ても痺れる。食器を用いたキルスキルも見事だった。
自分の感性はつくづくガンカタやガンフーの系譜に支配されているんだと痛感するね。
ただ時系列を頻繁に弄る構成はちょっとトゥーマッチかな。
“狙ってる感”が前面に滲み出過ぎていて終盤になると若干シラけ気味。
整然としたストーリーラインは非常に観やすくて良かったけど、もう少しスマートに駆け抜けてほしかった。