オープニング、セルフ首ひねりに身を乗り出し、ズタ袋ごしに覗く少年の目の禍々しさに、これはいいかもしれないぞと期待を募らせる。まあそんな描写も含め、なかなかオフビートというか珍奇な呼吸を持った作品で、最初のほうは面白がっていたのだが、やっぱりゲームのルールがわからない(能力の及ぶ範囲が不明瞭)のは能力バトルとしてつまらない。主人公は頭の悪さが尋常でなく、行き当たりばったりなので、追いつめた感がほとんどない。そしてそれ以上に不満なのが、カン・ドンウォンが悪役として全然魅力的でないこと。あと長い。だめでしょう。