ラーチャえだまめ

アイ・アム・マザーのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)
4.5
『竹内まりやの子守唄の破壊力は万国共通だった件』




いや“Baby Mine”って有名な曲なんですけどねッ!!ってそんなこたぁどーでもいいのですよ!?そーいやこの前ゲイリー・オールドマンが逆三角形の声やったっけ?Netflixからまたしても“エクスマキナ”映画が爆誕してしまいました。いやー皆さん、時代はついに「“アンドロイドがあやす時代”」ですよッ!!!


人類が絶滅した近未来。“お母ちゃん”こと1台のアンドロイドに育てられた(注:ミッキーカーチェスは入ってません)たった一人の“娘”。「外は汚染されている」そう言われ続けてはやうん十年、ある日そんな汚染された“外界”から一人の女がやって来る___。


外の世界からやってきた女は“誰か”に撃たれて重症、手当をしたくても“母ちゃん”に女の存在を知られたら?……ピコーン。その時、少女の脳裏にある記憶がよぎった___!!「そーいや外からきたネズミ汚染されてるからって焼却炉で消されてたっけ」さあさあどうなる!?どーするグリーソン!?って、まずその前に




「あれ母ちゃん、人類って、とっくに死滅したんじゃないの。。。?」




揺れ動く少女のマインド!!この映画がヤバイのは「“機械”と“ニンゲン”どちらを信用するか?」という問い!!え、そんなのHUMANに決まってるj……“母親”の言うことですよ?胸に手を置いて、自分の母親の事を考えてみて下さい。そんなカンカンに“信じられない”と、アナタは言えますか?それがたとえ“機械”であったとしても___。


そんな“マザー”の優しいボイスを「X−MEN ファーストジェネレーション」「ネイバース」のローズ・バーンが演じております。「ザ・コア」以来本格的なSF映画はお久ブリーフなんじゃないかヒラリー・スワンクの女も、じゃあ信用できるのか……ていうのがまたまた難しい所なんですよ!!もう一体どちらが正しくてどちらが間違っているの!?この葛藤に散々悩まされる主人公の少女役は新人の方らしいですね。なかなかいい演技しております、後半タンクトップ姿に斧とか学習能力テストじゃなくてシガニー・ウィーバーテスト受けたほうがよかっt


「アバター」「ロード・オブ・ザ・リング」のスタジオが手がけた、妙に実用的でリアルな“マザー”のデザインから施設内のデザインまでかなり凝って作られた“こってりSF”ファンにもウケが良さそうですね。


前半の“擬人暗記”のスリラーテイストから、クライマックスに近づくにつれ、「ものすごくBIGなテーマ」性を実は扱っていたという衝撃のクライマックス!?めちゃくちゃ“考えさせられる”SFサスペンス、オヌヌメです。



ブログにも感想書きました↓(ネタバレ&考察)
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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