ここ1ヶ月ずっとなぜかマライアのMVをYouTubeで観ている懐かしい自分がいたが、まさかここに繋がってるとは思わなかった。
この世界を証明しているものって、自分の意識と感覚だけだ。自分が消えたらそれがなくなるから、そう、この世は無だと気づく。
自分自身しかこの世界があることを証明できないのに、多くの人がこの映画のモブみたいになっている。ユングは無意識に生きていることは危険だと言っていた（たぶん）。ユングの意識はあまりにも他の人より広かったので、それがいかに違うかが理解できたのだろう。無意識に生きるというのは、この映画のモブのような生き方のことだ。ユングは個人がそれぞれに意識化をすることがいかに大事かを説いていた（たぶん）。まさかそれをこんな一見チャラそうな映画が訴えていて、ここ最近で一番びっくりしたのだ。ミリーが最後に選んだ「かけら」は、まさに私たちが持ち帰ることのできる唯一のものだ。私たちはなんとそれを持ち帰るために必死に余計なことばかりして日々生きている。このかけらのためだけに。なんてこった、と改めて思う。
そして、全く映画の感想になっていなくて本当に申し訳ないとも思う。
