TOHOパスポート12本目
カイジ初見。
脚本自体は4年前くらいに出来ていたそうだが、映画を見ると2020年東京オリンピック後の荒廃を描いているので時期的なタイミングとしても合わせた格好なのだろう。
ストーリーの行く末にさっぱりハラハラしないのが致命的だが、カイジの世界観は楽しむことができた。
メインのゲームである人間秤のシステムがなかなか穴がありまくりのガバガバ設定なのがツラい。どんだけ金貨重いんだよ！どんだけメンテ時間かかってんだよ！どんだけみんな金貨所持してんだよ！考え始めるとツッコミどころが多すぎる(笑)
もはや藤原竜也くんと吉田鋼太郎さんのおもしろお芝居を観る方がストーリーよりも楽しくなってしまうのが良いのか悪いのか。
対して若者達は芸達者達に押され気味である意味気の毒ではある。最後までおきゃんなだけだった関水渚ちゃんや、やりたい事はわかるんだけど能力追いついてない感満載の福士蒼汰くんは、今後の糧として頑張ってほしい。あの役やるにはもう少し貫禄ないと違和感ある。
あとカイジにクーズクズ！言われるあの子達、身なりがそれなりに綺麗なのでクズ感ゼロで混乱するしこいつらも最初から最後まで下手。
昔のキャラクター達もちょこちょこ登場し、シリーズファンへのサービスはあり。
ギャグとしては笑える部分は特にないが、世界観は楽しめる映画ではあった。
あーキンッキンに冷えてやがるーー飲むか
