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カセットテープ・ダイアリーズのogaのレビュー・感想・評価

2.6
悩み多き青年が最高の音楽と出会い、友や教師や隣人たちに支えられつつ物書きの才能を開花させていく話。
心酔する程に惚れ込むアーティストの存在の大きさは(特にこのくらいの世代においては)よーく分かるし周りの人達は皆とても素敵だし人種差別や移民問題など今にも通じる社会的な問題提起もある。
いい映画…と言いたいところなのですが
最後の父子の和解、余りに唐突すぎませんかね?
千歩譲って息子サイドは家を飛び出して改めて家族の有り難さを痛感したのかも知れませんけど
父サイドはあれだけ亭主関白専制君主で威張り散らしてたのになんか急に最後のところで軟化したようにしか見えないっていう。
しかも本質的に息子を理解したのかどうかちょっと微妙。
人種という枠にはハマったままだし。
最後の最後でガッカリしました。あーあ。
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