面白かった!
重すぎず軽すぎず。
モノを作ることに対しての喜びだったり、創作物を守ることに対する姿勢を強く見せられた内容だった。また、この作品を見てこの時代においては「創作物を公開することで社会に与える影響」を考えて公開・公表していかないといけないのだと改めて考えさせられた。
作中、法廷シーンが大変見応えあった。
法廷シーンは淡々としていてとても見やすかった。Winny 開発者の金子氏の弁護士・壇弁護士が指導・監修してくれてたということでとてもリアルな法廷シーンになっていたとのこと。
今後日本のフィクション作品は法廷シーンに弁護士や検察経験者に監修してもらうべき。ダラダラ喋るよりも、展開が早く、わかりやすく、面白かった。
金子氏の逮捕事件とは直接的には関係のない事件を同時並行で描くことで、「組織」が関わる場合不条理なことが起きること、若者の未来が潰される可能性があること、技術は使う側の意思によって善にも悪にもなることも描かれている。
味わい深い作品だった。
