ずっと気になっていた作品でした。
役者陣が本当にとても良く、演技力で惹きつけられました。
なのに作品全体としての調和がとれていて、雑音がない。
演技の質がいいからこそ全体としてすっと入る印象でした。
エンドロールでご本人の映像を拝見すると、東出さんはご本人の特徴を良くとらえていたなぁと。
平成前期といっていいのかわからないのですが、昔の日本と象徴される「権力」「圧力」「新しい物の排除」が正しいとされていたことへ「本当の正しさとは」を提示した事件だったんだなと思いました。
東出さん演じる金子さんが好きで作ったもの、違和感を感じたけどそう言われたからで受け止めた行動が、これからの未来の為に、自分と自分の好きなもを守るためにと意識が変わっていった非言語がよかったです。