神の声を持つと言われたイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を、名匠ロン・ハワードが追ったドキュメンタリー!
"ラ・ボエーム" "トスカ"など絶頂期のパフォーマンスや、"トゥーランドット"の名曲を3大テノールで共演した伝説のステージ、故ダイアナ妃との交流やボランティアといった幅広い活動、家族とのプライベートなど、貴重な映像が満載。さらに新たに撮影された23人のインタビュー映像では、U2のボノがパヴァロッティのアーティストとしての信念を語り、マネージャーやエージェントがショービジネスの裏側を明かし、前妻、最後の妻、3人の娘たち、愛人がパヴァロッティの素顔を告白。生きることのすべてを全力で愛し、歌と人生で世界を照らした偉大な歌手の輝かしい日々を浮き彫りにする。
素晴らしい、痺れた、甚く感動!
ドキュメンタリー映画と言えば、主人公の一生を時系列で追いかけるのが一般的で、本作も概ねそうなのだが、ロン・ハワードの編集手腕で、その時々のパヴァロッティの心情に合うよう、意図的に別日の演目を被せているので、観客の気持ちを一層高ぶらせる。
ドミンゴ、カレーラスとともに3大テノールと並び称されるが、全盛期のパヴァロッティの音域の広さ、力強さは他の追随を許さない。
トリノオリンピックの開会式で世界中に響きわたった"トゥーランドット"が甦った。
