さ

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46のさのレビュー・感想・評価

1.0
前作も酷かったが、輪をかけて酷い。全編監督のポエジーモノローグをテロップ処理で進行するのだが、必要がない。監督の日記なんか見たいワケではないし、それはパンフレットでメイキング的にやって下さればよい。「アイドルのドキュメンタリーとは何か。まず私はカメラを話しかけやすいメンバーに....云々....」いや、その成果を見せて下さいよ。監督の模索の経過を作品にしないで欲しい。(そもそも、監督は乃木坂ファーストコンタクトの設定で進めているが、これまで何度も乃木坂案件の仕事を受注している筈。その設定は何?) 加えて「彼女はxxxと語った」というテロップを入れるアホさ。その動画を見せて下さいよ。映像作品でしょう?

次に編集。CM監督にありがちな、サブリミナルインサート多用のウザさはココでも相変わらずな上「何故そのカット!?」という謎チョイスの嵐。

次、整音が下手すぎ。

次、大感動音楽つけすぎ。110分間、ずっとエンディング見てる気分になった。

次、クラシックから引用したがる広告業界の無能選曲。

まずこの長尺を編集する力量に到達してから仕事を請けて下さい。センスは無くてもいいので、まず基本的な技術を身につけて下さい。

成功しているグループだからドキュメンタリーが作りづらい、は甘え。「挫折からの成功」しかドキュメントの方程式を持っていない自身の愚かさに気づいて下さい。
さ