もちお

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのもちおのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 字幕版です。

 戦車を使ったアクションが興味深かったです。
 ただ、気になるところもありました。

①良かったところ
・戦車の操縦描写
 戦車をメインとする映画を初めて観ました。
 そのため、戦闘の描写がとても新鮮でした。
 仲間と協力しないと戦車を動かせない点が良かったです。
 胸が熱くなりました。 

・序盤と最後の戦闘が対になっている
 イヴシュキンとイェーガーの因縁が丁寧に描かれていました。

・握手した後に落ちていくイェーガー
 イェーガーがイヴシュキンを認めたことがわかり、良かったです。
 ただ、戦闘をスポーツのように扱うのは違和感がありました。
 観ていて複雑な気持ちになったのも事実です。

・ほぼ迷わずにイヴシュキンに協力する仲間たち

・イヴシュキンたちが水遊びで自由を噛みしめる場面
 多幸感がありました。

②気になったところ
・ドイツ軍が無用心すぎる
 ドイツ軍の無用心が気になりました。
 まず、T-34の清掃を捕虜に頼んだ時点で、「弾が見つかったら、どうするの?」と思いました。案の定、弾が見つかります。
 また、通訳に聞こえる距離で、地雷をしかけるように指示するのも……
 最後の戦闘も気になりました。イヴシュキンが「5分待ってくれ。」と頼んでいましたが、イェーガーがこの提案に乗るメリットが分かりませんでした。
 イェーガーがイヴシュキンを好敵手として認めているのは分かりますが、甘すぎないかなと思いました。

・イヴシュキンとアーニャの恋愛描写
 あまり乗れませんでした。
 まず、イェーガーが演習の説明をしているのに、イヴシュキンがまともに聴かずにアーニャを見つめる場面に違和感がありました。「仲間の命を背負ってるのに……」と思いました。
 見張り中にキスしてからの交わりも気になりました。
 気持ちは分かりますが、緊張感に乏しいと思いました。

③まとめ
 エンタメ映画としてはいいのですが、戦争映画としては違和感がありました。
 ただ、好きなところもあります。
 観て良かったです。
もちお

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