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犬王のなんのレビュー・感想・評価

犬王(2021年製作の映画)
3.0
あえてアートとして観るに耐えうる程の作品ではないと判断しました。
なので、自分の感性に正直に観た結果、とても退屈な作品だと思いました。

同じ演出が繰り返されたり、超有名なロックのパロディが入ってたりして、リスペクトというよりパクリ寄りのオマージュという感じだった。
というか、逸話そのものを盗んでいるので泥棒に近い。

序盤の異形さなんかは、とても美学を感じて引き込まれました。
しかし、その後の体が元に戻る事と、平家の呪いを知ってもらう事に、整合性が取れていなくて、とても気持ちが悪かった。
あと、超重要そうな三種の神器出てくるのそこだけ?ってなった。

平家の呪いについての作品なんだから、もっと平家の怨めしさにフォーカス当てて呪いそのものの説明がいる。
これ観る層は、そこのところ絶対理解してないでしょとおもった。

身体が人に近づくほどに、独自の魅力が無くなっていく致命的な設定に、次への期待が出来ない。
なのに、何回同じメロディの口上聞かせんるだと正直思った。
あと、琵琶をエレキギターに、太鼓をドラムに置き換えるのって、作品として全く意味ないんじゃないかな?

アヴちゃんの歌は、レトロで奇妙なエモい感じが売りだと思うので、歌声や歌唱力を全面に押し出すのは魅力が半減していた。
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