不遇の2人が出会ってかっこいい音楽をやって、
それが大衆にもウケていくって展開は熱い！
そして結果的に体制側から標的にされ、
すべてを奪われてくという流れはいかにもありそうで、
だからこそ歴史にその名を刻まれることがなかった幻の瞬間を
現代のロックでわかりやすく描くのは自分には理にかなっているように感じたし、
やっぱかっこよかったな。
こういうことならギリ可能だったんじゃ？ってラインついてるのもいい。
(いや、ぜんぜん可能なわけないんだけどw)
歌うことによって呪いが浄化されて
奇形がどんどん治癒してくってのは理屈ではわかるが、
にしても五体満足になったのが朝廷に召いる条件と帳尻が合っちゃってんのは
この作品の立ち位置から考えたときに非常にキモい。
犬王が全く奇形ではなくなるラストに我々に何を感じろと言うのだろう？
という超絶違和感は残るがおもしろかった。
