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ドリームプランのKAIのレビュー・感想・評価

ドリームプラン(2021年製作の映画)
3.5
  ウィルスミスは
アカデミー賞 受賞 確実

予告にある、このセリフが頭から離れない笑


リチャード(ウィルスミス)の短パン、正直キツいぜ笑
いや、だんだんかっこよく見えてくるよ!笑


正直、あまりいいイメージを持たずに映画館に行った。
理由は、2つあって

・テニスのルールとか、有名選手は分かるけど、そこまで好きではないこと。(見るのもするのも)
・「世界王者にする78ページの計画書を作った」と言うセリフが、なんか娘さんをただの道具として見ている感じがして、嫌悪感を覚えたから。


しかし、父親の姿であったり、家族のことだったりを細かく丁寧に描いているので、見応えがあった。


また、
ウィルスミスをはじめ、その他のキャストさんの演技がとても素晴らしかったと思う。
ビーナスとセリーナのキャストさんは、実際にテニスをしているらしい。スタントも少しはあるらしいけど、
サーブとかレシーブが、本当に上手いと思ったので、CGでボール動かしているのか?実際にやっているのか?また、スタントか?惑わされた笑



少し時間長いかなとも感じてしまったが、学ぶことは多かったし、演技がとても良かった!


夢を諦めている人、諦めかけている人、
目標を達成できていない人が見ると、モチベーションめっちゃUPすると思う作品でした!

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<以下ネタバレ>


目次

【テニスの説明がない】
【父親の姿】
【目標を達成するために】
【家族愛】
【演出について】





【テニスの説明無いのか笑】

自分は、テニスしないけどルールや用語を知っていたから全然ついていけたんだけど、知らない人からしたら、ついていけないのでは?
全く説明なしで、知っていること前提のように進むから、分からない人からしたらそこで、少し嫌味がでるかもしれない。

しかし、伝えたいことは、テニスのことではないと思う。上でも書いたが、父親、家族がテーマになっていると感じたので、そこの説明が無くてもストーリーは進められるし、観ることができる。
うまいな〜笑




【父親の姿】

やっぱり観てて思ったのが、娘さんが父親の計画にそって育てられている感がして、嫌悪感を覚えた。作中あったように、ゲームとか、自己満のように感じてしまう。

父親じゃないから、何も言えないけど…
子どもには沢山の選択肢を与えて、その中で興味持ったものを真剣にやらせてあげたいと思う。
始めから、お前は将来テニス選手になるんだぞと言って、夢を限ってしまうのはどうなのか?
それは、子どものためじゃなくて自分のため、 
自分自身が「子どもをすごい選手にする」と言う目標を達成したいだけ
のように感じちゃう。

確かに、興味を持たせるためには、親や他人からなんらかのきらめきや、影響を与えなければいけないとは思う。きっかけがなければ、何も始まらないからね。だけどこの場合、決めつけてはいない。夢を沢山用意しているだけ。

自分の場合、ピアノをやっているのは、もちろん親が習わせたからなのは違いない。
だけど、今も弾き続けているのは、あくまで自分が弾きたいと思っているから、癒されるからであって、親に支配されていない。

まぁ結局、中盤でお母さんに怒られて、ビーナスに選択させてるから全然いいんだけどね…笑
自分が言いたいのは、子育ての仕方の問題
本作で、子育ての仕方の1つを学べて良かったと思う。自分と逆の考えだったから、自分の考えをまとめることができたし、




【目標を達成するために】

子育てに関しては逆の意見だが、目標達成のためにすることは、同じ意見だった!
自分が共感した部分
↓↓

-----しっかり目標を立てる-----

---その目標は他人に言う、そして紙に書く---

-----目標達成のために行動する-----

---人より優れているからと言って自慢しない---

-----敬意を、リスペクトする-----


その目標は小さいものもあれば、大きなものもある。
目標を他人に言ったり、紙に書くと、やらなければと言う謎の責任感が湧いてやろうと思う笑
だから、行動できる。
自慢をしているからと言って、置いていくシーンは震えましたね。感動した。
リスペクトするのはあたりまえ。




【家族愛】

単純に考えて、子ども5人いるから、金銭的にも、精神的にも大変だと思うんだけど、ネガティブな発言せずに常に前を向いているから、素敵だなと思うし、嫌な気がしないよね!

最近オリンピックで、ロコ・ソラーレ(カーリング女子)の対戦を予選から見ていたんですよ、カーリングはルールちょっと知ってるぐらいだったけど、決勝まで楽しく見れたんですよね。なんでだろ?と思った時に、選手達はネガティブな発言を一切していなかったことに気付きました。「ナイス」とか「いいね」とか、昔流行った「そだね〜」とか、常に前向きな発言をしているから、嫌な気分に1ミリもならなかったんです。

本作、父親は明るくて常に前を見つめているから、鑑賞者自身が楽しんで観れると思った。



【演出について】

ラストの試合。一瞬だけ、実際にある試合のような音になったシーンがあったと思う。
静まったコート、ボールの音、靴のキッュキッュっという音、得点したときの歓声
ここのシーンがよかったと思ったんだけど、すぐに曲入っちゃったから、もう少し長尺でもよかったのではないかと思った。


目標達成のためにするべきことが詰まった映画だったのではないか?とても面白かったです!!
KAI

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