"あなたは怯えてる。〜でも私は一度もそんな風に思ったことはない"
【感想】
《アカデミーノミネート3貫》3貫目
『ドリームプラン』か…笑
それは確かに重要な要素なんだけど、そのキラキラした部分を全面に押し出した邦題に変えてしまうのはいかがなものか。
まあ結局のところ、興行が良くなるのが映画にとって一番なので、
"テニス選手の父親の話が『キング・リチャード』じゃ観客が減りそうだから、『ドリームプラン』にでも変えてやらんと稼ぎが伸びん!"
と思われてしまう日本人全体の問題な気がする。
リチャードにはトガった暴君と思われる面もあるかもしれないし、実際に扱いにくい部分も大いにあったと思う。でも、彼の絶対的な行動力と、ある背景による信念があってこそ、娘達はゲットーから抜け出し、世界に向けて輝けたのは確か。
それに、ここまで文字通りの感情が200%乗った"I love you" "I'm proud of you"は中々聞けない。純粋に、愛情に泣かされた。
そして、彼がKingだとしたらQueenとしてKingを支えたといえる奥様が何より素敵だった。
そんな夫婦を演じたウィル・スミスとアーンジャニュー・エリスの最高の演技に大拍手!!
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観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(22.02.23)