天豆てんまめ

生きるの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.4
2100作品目

40代になって死から遡って考えるようになった。

死ぬ時までにどうしてもやりたい事は何だろう。

目を閉じて自身が死を迎える刻をイメージする。

死の間際に悔いがないようにするには今日どう生きるのか。

人生が流されていると感じたらたまに見る映画「生きる」。

自分にとって「生きる」とは何なのか。を映画を観ながら考え続けることができる究極の自己内省映画。

生きてこなかった男が自身の死期を突きつけられ、初めて生き始める。

この映画以上に「切実な生の意義への渇望」を描いた映画を知らない。

もう60年以上経っても色褪せることのない力強さに満ちている。

命短し、恋せよ乙女。

今だからこそ「生きる」ことに真剣になりたい。

映画を楽しみ、映画を語れることを生涯の楽しみとします。

今日もありがとうございました。

感謝して眠りについて、明日また生きましょう。