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生きるのらのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.7
死を間近にしないと生に気づけない人間の性。更には間近にしても気づけない人間がいる、という主人公の同僚の意見からは教訓を超えたどこかニヒリスティックなものさえ感じる。喜劇らしく人間性が分かりやすく過剰に描かれているが、生に目覚めてもなお「あの…その…」とひたすら言い続ける主人公を最後まで見るのは正直少し辛かった。
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