しゅうへい

ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれないのしゅうへいのレビュー・感想・評価

3.0
「史上最強の超戦士出現!!悟飯、悟天とトランクスのピンチを救え!」

悟天とトランクス、ビーデルは六つのドラゴンボールを集め、あと残り一個を探しに大氷河が広がるナタデ村に向かう。一方、7年前に新惑星ベジータで悟空との戦いに敗れた伝説の超サイヤ人ブロリーは自らを打ち破った悟空を追い、地球に漂着していた。しかし、悟空から受けたダメージは想像以上に大きく、そのまま極寒地帯の氷の下に閉じ込められていたのだった。

春休みの東映アニメフェアの1作品として上映された。同時上映作は『Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!!助けたサメに連れられて…』、『SLAM DUNK』。

時系列としては「劇中では悟空が死んでいること、ビーデルの髪型などから第25回天下一武道会開催の直前と推測できる」とのこと。今作のブロリーは青髪設定が無くなり、他超サイヤ人と同じく金髪に。覚醒時はお馴染みのオリジナル黄緑。復讐と破壊しか頭にないはずがギャグパートに呑まれてしまう小物感。口を開けば「カカロットォー!」の怒れるストーカー。

「オラがいねぇと地球を守れないんかぁー!」
名シーン「親子三大かめはめ波」回。悟空とベジータ不在の中で遭遇したかつての強敵。前作から7年が経ち青年期となった悟飯ですらブロリーにはまだ劣っていたことから、新惑星ベジータでの勝利かどれほど奇跡的なものだったかが分かる。二人を頼らず、いかにして状況を打開できるのかという展開は『スーパーヒーロー』と似てる。

前半パートの日常回が愛おしい。舞空術を覚えたてのビーデルと「神龍を見てみたい」「願いを叶えてみたい」キッズ達がドラゴンボール探しに向かって一悶着。泣くな悟天。漏らすなトランクス。この世界は恐竜は食糧なのがまた笑える。
しゅうへい

しゅうへい