よーすけカサブランカス

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

4.6
「ウエスタン」からは20分ぐらい足されてるらしいがどこがというのは暇がなくて確認できなかった。ただ画質が上がったことでブロンソンとヘンリーフォンダの顔のアップの威力が上がっていたというか、皺のひとつひとつ、青い目の説得力が増しに増していた。アップが多かったのも頷ける。
物語はもう言わずもがな。大陸横断鉄道は開拓の終わり、そして流れ込む資本。ものを言うのは銃の腕前ではなく金と商売の才覚。つまりガンマンは遺物となる時代。
彼が敵を助けたのはあくまで西部の流儀、復讐で死なせるため。ハーモニカの過去が突然露になる最後は何回みても鳥肌もの。
1人で西部劇を終わらせたレオーネの名作。