Chunkie

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストのChunkieのレビュー・感想・評価

4.4
 ”Once Upon A Tine in-”シリーズの元祖である今作、タランティーノの新作を観たからには元を観ておかねばと思い立った。

 友人曰く”何も起きない12分間”という冒頭だったが、ハエの件のシュールなユーモア、そこから一転し、瞬時に決着する銃撃戦など、西部劇の型を守りながら掴みに持っていく丁寧さが垣間見られた。

 四者四様、特にハーモニカを主軸に語られていく物語は”寄り”を多用することで、フランクとの因縁を浮き彫りにしていく。そして、その中心として存在するジルの生きざまが、このドラマにより深い感動を呼び起こさせる。
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