階層社会のインドで、繰り広げられラップバトル。そこでは身分の異なるラッパーが同じステージで平等に実力を競うという設定が面白かったです。
ただワルがカッコいいという基本的な認識のもとにヒップホップが成り立っているのはインドも同じだなあ。
だからラップバトルで裕福な階層のラッパーが、お金をかけてワルそうな格好をしているその居心地の悪さが興味深い。
一方で貧民街から成り上がる主人公のラッパーのサクセスストーリー、
裕福な家の医学生の女の子との恋物語、貧民街の仲間との友情、
親子の断絶、
軽犯罪のリアルさ
満員電車の不快感などを
インドの日常生活から感じられるのが新鮮でした。
野良牛は見なかったなあ。