中学生くらいの頃から高校野球が大好きで、特に夏の甲子園での全国大会は大人になった今でも毎年の夏の一番の楽しみで、今年も本当に楽しみにしていたのですが…。
コロナによる中止はしょうがないとは言え、本当に残念で仕方がない…。
この大会のために必死に頑張ってきた球児たちの悔しさを思うと本当にやるせないけれど、きっと「しょうがない」って自分たちに言いきかせたその想いや苦い経験も、いつか何かを頑張るときのための原動力になるし、きっと輝ける時はくるよ、そんな風に勇気づけてくれるようなメッセージがこの作品から伝わってきた気がした。
真夏の今観るのにぴったりな、暑くて、熱くて、青くて、爽やかな青春映画でした。
終盤に向けて試合も盛り上がっていき、応援する気持ちにも熱が帯びていき、それぞれの想いが一つになっていくような展開には思わず胸熱になって泣けてきた…。
演技や脚本のつたなさも、かえって良い味わいだと感じられる瑞々しさが良かった。
ただ、舞台となる球場が甲子園球場に見えない問題は、やはり残念すぎたから、そこのリアリティについては頑張って欲しかったな…。
