このレビューはネタバレを含みます
バンドのギターボーカル、アキは亡く
なり幽霊になりバンドメンバーと関わ
り曲を演奏して歌うようになる。
ありそうな脚本なんだけどしみじみと
伝わってくる生きるってことの意味の
中に切なさが溢れていた。
バンドボーカルアキはバンド活動に意欲
をだしていた時志半ばで死んでしまう。
アキはキーボードのカナにカセットテープ
に曲を入れ渡していた、そして付き合い
大事な彼女と彼氏にアキとカナはなっていた
アキのカセットテープを拾った颯太の体を
借りてアキはもう一度生を感じ歌を歌うよ
うになる♫
ストーリーも曲も全部良かった。
アキは生きたかった、歌いたかったんだな〜と
分かればとっても切なくてたまらない。
北村匠海が歌う声がとっても好きで、真剣佑の
綺麗なあの大きい瞳が作品にぴったりだった。
人は思い残しがあればずっと引きずってしまう
お葬式はちゃんと亡くなった人を見送り心に
ケジメをつけるためにするものでもあると、、、
昔誰かから聞いたことがある。
恋愛だって同じでちゃんと別れないとぐずぐず
と気持ちを引きずってしまう。
言い訳なんていらない、綺麗な気の利いた言葉
なんていらないから『さよなら、ありがとう』
だけで分かるんだと思う。
「さよなら」は寂しい言葉ではあるけれど凄く
大事な言葉なんだと再認識できる。
何かをきっかけに新しい世界やものに出会えた
とき人はまた新しい自分が再生して経験して
重ねていくんだろう。
