吉田ジャスティスカツヲ

羊とオオカミの恋と殺人の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)
4.0
血が出るほどに猟奇的な彼女。

本来は分かりあえない狩る者(肉食)と狩られる者(草食)の恋というBEASTARSにも通じるテーマですね👍
ホラーとラブコメのバランスがとても難しいなか、そこは朝倉加葉子監督の本領発揮かつ新境地開拓でしょう。


かつて、賭ケグルイでド肝を抜くサイコパス演技を魅せたマインちゃん。
不敵な笑みが怖いシリアルキラーを演じ、華麗なガン=カタならぬ“カッター=カタ”も披露。

いつもと違うヘタレ野郎な杉野遥亮とのコンビネーションも相まって【絶妙なキラキラ・ホラー】に仕上がっていましたよ…



しっかし…
いくら何でもあり得ないシチュエーションが多発、積み重なり、話し運びが雑に感じる。
登場キャラの全員がまともな人間性でないため【とくに前半部分の共感できなさ】から、ついて行くのを止めてしまう気持ちも否めない。


今まで私が観てきたドラマの愛情表現として【『リリーナ、お前を殺す』が最も近い関係性】だと思います🤔