吉田ジャスティスカツヲ

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

4.1
あぁ良かった。
"緋色の弾丸"で【人の内面から滲み出ることが動機ってスタンス】がどこかに飛んでいってしまった、長岡監督が戻ってきてくれました。

私が例年の名探偵コナン:シリーズに望むこと。
どうせクライマックスで荒唐無稽になるのだから【冒頭からフィクションラインを下げて欲しい】と思うのです🤪
真面目に起こりうる脅威を描くテーマよりも、最初からバカっぽく始めてくれよと。
その部分では今作、満たされていたのではないでしょうか好感触👍


毎年段々と顕著になってきた、青山剛昌:ユニバースについて。
本作から受けた印象は、名探偵コナン本編の詳しさよりも【原作者の他の作品の知識】が役に立ってくるのではないでしょうか(絶対必要ではありません)。
すると今作で登場する、ツノの無い蘭ねぇちゃんや…
ツノの無いスキンヘッドの男など…
物語を追いかけるうえでササクレなく、むしろ感慨深く鑑賞できることと思います。


結末で明かされる"北海道に隠された宝"の正体には、私にも納得できる価値があったと思われますが…
序盤〜中盤までで【コナンサイドの皆々が命をかけてまで行動する動機が不明】なのが本作の最大の難点😓