正直、エンドゲーム後はMCUを見るにも腰が重くなっているのだが、見始めると夢中になってしまうんだから、MCUクオリティのスゴさだよね。今作はマイナーヒーローで、主演もパッとしないので、より腰は重かったけど、周りを固める豪華キャストに香港映画ファンとしてはシビれる。トニー・レオンにユン・ワーがMCU入りですよ。ダメ押しにミシェル・ヨー。本気である。あまり知らないヒーローの誕生譚をオークワフィナ演じるケイティが一緒に体験してくれる。正直、彼女の存在があったからこそこの映画はおもしろく見れた。説明過多になりがちなことを、ケイティが知っていく同じ形で観客も知る。見事な構成。とはいえ今回の敵は誰か？っていうところで、結構なファンタジーへと移動したのは驚いた。これがどう他のMCUと繋がっていくのかは気になる。何はともあれオークワフィナがMVP。
