このレビューはネタバレを含みます
うーむ…「ジョジョラビット」のタイカ・ワイティティ監督にしては好戦的な内容かな。「勇敢に戦って死ぬとヴァルハラに行ける」と煽るであるとか、子供に武器を取らせるとことか、テロリスト育成っぽく感じられてノレなかったです。
同性愛や多民族共生を自然に盛り込みつつ、神頼みではなく自らの手で未来を切り拓くという展開はシリーズに通底するテーマを踏襲しているんだけど、今回は悪ふざけの印象ばかり残っちゃって残念。
怪優チャンベール演じるゴアはホワキン・フェニックスのジョーカーばりに圧倒的な存在感を見せつけた一方、何かと逆風のクリプラから驚くほどスターのオーラが感じられずやや心配になったり。
GUNS N’ ROSESだけでもお腹いっぱいだけど、ラストでRAINBOW(ロニー・ジェイムズ・ディオ)が流れるという伏線回収(笑)は個人的に嬉しいサプライズ。でもまあ全体的にちょっと期待外れかな。
次作(!)に期待。