このレビューはネタバレを含みます
うだつの上がらない配管工の兄弟が持ち前の身体能力と「あきらめの悪さ（それは何度やられてもコンティニューし続ける我々プレイヤーを指す最高の褒め言葉！）」で魔王クッパに立ち向かう異世界転生モノ。
マリオとルイージが実家暮らしの貧しいイタリア系移民だったり、「戦うヒロイン」ピーチ（マリオの特訓用ステージが3Dワールドのステージみたいで手に汗握りましたね）に対して従来の「助けられる役」が弟のルイージだったりするなど、所謂「ポリコレ」というか「価値観のアップデート」が宮本茂さん側の発案と知って流石世界の任天堂だなと。ピーチ姫の出自と絡めた「キノコ王国に王はいない」という設定は今後ゲームでの公式設定にして良いんじゃないかと思うほど。
SFC/SNES〜Switchまで、歴代作品のネタをふんだんに盛り込んだ世界観やアクションの見せ方も巧みで（特にバナナを介したドンキーコングとマリオカートの組み合わせは絶妙！）、わたしみたいなオデッセイが初マリオというSwitch世代のにわかファンも大満足！
