天豆てんまめ

ソー:ラブ&サンダーの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.9
今からブラックパンサーを観に行く。

直前に本作を観る。

MCU作品で3点台はいつ以来だろうか。

監督の作品のトーンやギャグのパターンにやや飽きが来てしまったのか。

ソーの存在そのものもギャグに偏り過ぎてしまったからなのか。

敵役のクリスチャンベイルの熱演も哀しいヴォルデモードにしか見えなかったからか。

ヴァルキリーの活躍がもう一歩物足りなかったからなのか。

冒頭のガーディアンオブギャラクシーとの他愛のないやりとりが1番面白かったからなのか。

たぶんその全てであり、他にもきっと理由はあると思う。

それでも私はこの映画を観てよかった。

肉体改造やり過ぎ役者代表のクリスチャンベイルのお株を奪ったのは

ナタリーポートマンだった。

あの孤高の少女レオンのマチルダだった彼女が今も尚、

あの鋭くも切ない面影を残しながら

鍛え抜かれた二の腕でハンマーを振り上げる筋骨隆々の別人ぶりに度肝を抜かれ、

愛するもの前に覚悟を決めた悟りの表情や

やつれながらも命の灯火を燃やし尽くす姿をみた時

ナタリーポートマンに心からの賛辞と感謝を送りたくなった。

だから点数の全ては彼女への感謝の印。

ナタリーポートマンのこれからの健康と幸せを願って。

さあ、ブラックパンサーを観に行こう。