MCU史上最も重い映画
ワカンダ・フォーエバーって叫ぶシーンを見るのがこんなに苦しいのは初めて
ティ・チャラを亡くしたワカンダが水の中に住む似たような民族と戦う話
主役の急死があり、次回作はどうするのか誰がブラックパンサーを継ぐのかとファンが心配する中綺麗にまとめ上げてて最高でした
ブラックパンサーというかティ・チャラのファンの身からすると彼の続編が見たかったというのが本音だけど、それが出来ない中でベストな作品だったと思う
終始追悼をテーマに描かれており、ようやく自分の中でチャドウィックポーズマンが亡くなったことを受け入れられた気がする
ストーリーは終始重い
元々民族とかをテーマに据えてるので、重くなりがちなブラックパンサーだけど、シュリの軽さやティ・チャラの明るさで全体的には明るいトーンだったけど、今作は彼らの笑顔のシーンがほとんどない
ティ・チャラを失ったツラさを終始感じながら観てた
そして悪役の描き方も上手く、前作同様「これ以上戦わないで！」って思いながら見てた
聖人だった前国王の後を継ぐ物語だからこそ、王とは何か民を守るとは何かと考えさせられた
それぞれのキャラも本当に良かった
シュリちゃんもお母さんもおそらくリアルな苦しみも込もってて、彼らのこの先を見たくないって思うぐらいの熱演だった
お母さんの演説は痺れた
エムバクさんが相変わらず良いキャラしてて主要キャストとしてもうしばらく頑張って欲しい
変に成長仕切るのではなく、新ブラックパンサーとしてやってけるのか大丈夫なのかと応援したくなる所も含めて良かった
3Dメガネの影響かもしれないけど、途中までずっと戦闘シーンが暗いのが気になった
だからこそ、終盤のワカンダでの戦闘の絶望感があるのかもやけど
何はともあれ代役に頼るのではなく、チャドウィック・ボーズマンの死を世界観を壊さずうまく取り込んだ今作は完璧だったと思う
