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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのazmのレビュー・感想・評価

3.0
ワカンダの守護者であるティ・チャラを失ってからのワカンダ、およびシュリの物語。また『ブラックパンサー』を作り上げ、世界に貢献をしたチャドウィック・ボーズマンの追悼映画でもあった。

気高く偉大な守護者を失った国民たちの悲しみ、他国からの脅威に毅然と立ち向かうラモンダ女王、悲しみと憎しみを抱えて奮い立つシュリ、友の妹を見守り支えようとするエムバクなどが印象的。

物語を次世代へどう繋ぐか、さらに悲しみを乗り越えて進む姿を描いていたような気がする。

好奇心旺盛で伝統を重んじていなかったシュリが後継者として立ち上がるまでの複雑な心境、追い込まれる過程が結構苦しかった……。

あとこれは疑問なんだけど、どうしてティ・チャラは最後の秘密をシュリにも秘密にしたんだろう。キルモンガーのこととかもあってし、ああいうことを秘密にすると後々何かしらの問題が起こってしまうのでは……とか思ったり。
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