TERUTERU

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのTERUTERUのレビュー・感想・評価

4.1

[ Black Panther : Wakanda Forever / ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー ]


突然と国の王を失った
英雄という象徴も消えた

空虚な国に人間性は隙を与えない
攻めるなら今、
追憶の言葉もないまま戦場は闇の深海へ引きずり込む

それでも、
私たちはその灯火を一生絶やさない

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フェーズ4 -追憶-

映画7作品目、ドラマ含めて15作品目を飾るフェーズ4最終章は、

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」

今までのMARVELシリーズへサブタイトルをつけるなら「追憶」という言葉がしっくりくるのでしょう。
悲しき突然のリアルな別れ、役者の“チャドウイック・ボーズマン”さんが若くして亡くなった事には自分もかなりの衝撃です。
前作の一作目の『ブラックパンサー』はMARVEL作品きっての大好きな映画、以降粘土彫刻でチャドを作ったくらい大好きでしたが、
今だに現実を受け止めきれないまま今作へ…

続編としてどうなるの??と初めて不安を抱えながら見た映画でしたね。



感想はだよね、、、
先に言わせて ラストのエンディングですよ

泣かない人いる?いねーよなぁ!?
ってくらい大号泣、泣き崩れるかと思った。

チャドに対しての思う感情が強すぎたのもあるのか、まだどこかに存在しているんじゃないかって思っていた気持ちは消え去っていく。
静寂なシーンからリアーナの『Life me up』の曲が流れ涙を流すシュリ役のレティーシャ・ライトを観て、
「あぁ…本当に亡くなってしまったんだ」
と実感した。そしたら涙腺が崩壊したのか涙を流さないではいられない。席の隣から同じく鼻をすする人もいれば声が漏れている人もいる。

この映画で何回泣いたろうかな…涙腺弱い方だからな、最初の棺のシーンで1回、途中で2回と…そんな感じで最後にまだ泣けるのか!ってくらい涙が。エンドロールよ終わるな!って思ったくらいお葬式映画でした。



本編の内容は、英雄の受け継ぐ問題や他国との繋がり問題など、中々リアルなMARVELの世界情勢を描いていて面白い。でも色々な要素をぶっ込み過ぎたのか溢れてるような、良い要素が活かしきれてないのがやや残念。厳しくてごめんなさい🥲

そして新たなメインヴィランの海底王国アトランティスの種族の王“ネイモア”が参戦。
登場シーンは不気味さを放ちながらも、
アトランティスの世界は美しく魅力を圧倒させる深海を映し出している。素晴らしいのだが同時期に『アバター ウェイ オブ ウォーター』の「海」というテーマが被る中で、まるで比較してくださいと言っているのでしょうかね、アバターは凄い✨


そして新生ブラックパンサーですね、
最後のネイモア戦なんですが、オチとしては個人的にはう〜ん…とは思っている。腕クロスはな…

でも「降伏しろ!」と言っているシーンは1作目の「エムバク」と「ティチャラ」の戦いを思い出す。あくまで国の掟のように、亡きティチャラと同じように重ね合わせるのは良かったです。
強気正義の存在を忘れない為、個人的な殺意を制御させるこそが英雄であり最初の試練なのでしょう。

今後のブラックパンサーというヒーローが楽しみです🦸🏾✨


フェーズ4 が終了、
別れと誕生が交互に入れ交じり世代が交代していく章と自分は思っている。
続くフェーズ5、最初にスタートをきるのは『アントマン&ワスプ/クアントマニア』
どんなMARVELになっていくか楽しみでまだまだ追っていきたいと思います。
それではまた次の作品で👋



Wakanda Forever / ワカンダよ永遠に



2022/No.046 完成披露試写会
TERUTERU

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