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巴里の屋根の下のアップルのレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
3.7
ルネ・クレール監督のトーキー第1作目の映画です。パリのアパルトマンの映像が最初はセットかロケか分からないぐらいパリの街並みの風景が自然に見えました。昔の建物は天井が低いとは言えパリの石畳から3階の屋根の上までスムーズに移動していくカメラの動きに唸ります。クレーン?を使ったの?かな?それと音の使い方がトーキーを試しているようでガラス越しの会話の妙が視覚にも効果的で成功しているなと思いました。映画の内容としましては、男性の痩せ我慢の美学と申しましょうか…カサブランカや寅さんシリーズに通じるモノを感じましたね。
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