物語がいきなり大阪から始まる高揚感！舞台は日本。ターゲットの娘がいる前で任務を遂行しなければならなかった暗殺者ケイトの十字架、それが全編を貫き、切ない物語に仕上がっている。
ケイトを演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドが魅力的。クールであると同時に、ハートの温かさが滲み出てしまうような優しく知的な雰囲気は、ケイトというキャラクターを何倍にも輝かせている。173cmの長身から繰り出される肉弾系アクションもばっちりキマる。まさにハンサムヒロインここにありな魅力が炸裂する！
毒を盛られたことによりあと一日の命となってしまったケイトの復讐劇はまさに壮絶の一言。タイムリミットが迫る中、一点突破のガチバトルが繰り広げられる。満身創痍になりながらというストーリーは今までも見てきたけど、その度合いが本作は間違いなく群を抜いている。もうやめてあげてー！と心のなかで何度も叫びながらも、気絶しないために興奮剤をバンバカ打って進み続けるケイトに、最後は立て立つんだケイト！となった。
日本人キャストとの演技合戦も嬉しい。國村隼の凄み。痺れた。
オトシマエ、しかと見届けました。
