戦争への嫌悪感と映画や演劇への敬意や愛とが絡まってパワフルなメッセージや熱い思いをはらんだ、他に類を観ないなんとも不思議な作品。確かに映画じゃないとできない表現。
子どものころから尾道のそばに住んでて(だから見たことある風景たくさんだし、知ってる会社の協賛いっぱいだし・・)、平和教育の熱心な土地柄、戦争へのこういうメッセージそのものは実はさんざん学んできたので新鮮ではない、のだけど。でも、幕末までさかのぼったり、当時の生活や不条理なんかは新たな視点も学びも色々あった。
撮影したいことを全部撮影して、長いからどこか削ろうか、ともなったけど、どこも削る所なくてこの長さのままだそう。確かにどのシーンにも思いがつまってて、削れないのすごく分かる。